無性にイライラするのはなぜ?毎日がうまく回らないときに見直したいこと
やりたいことがあるのに、なかなか手がつけられない。
パートナーに対して、ちょっとのことでイライラしてしまう。
ひとつ問題が片づいたと思ったら、また別のトラブル。
本当はもっと穏やかに過ごしたい。
もっといい母、妻でいたい。
家族のことも、自分のことも、大事にしたい。
それなのに、なんだか最近うまくいかないことばかり…
そんな時はもしかしたら、あることが原因かもしれません。
それは、「自分の健康」を後回しにしていること。
そして、そのことに、自分自身が気づいていないこともあるのです。
忙しい人ほど、「自分の健康」を後回しにしてしまう
仕事、家事、育児、親の介護、人との約束。
毎日やるべきことがたくさんあると、
私たちは目の前のことを終わらせるのに精いっぱいになります。
やらなければいけないことをこなすために、まず削られるのは自分の時間。
睡眠時間を短くしたり、食事を適当に済ませたり、疲れていても休まずに動き続けたり。
夜、ようやくひと息つける時間ができても、
SNSやネット動画を眺めているうちに寝るのが遅くなってしまう。
朝は体が重く、食欲もいまひとつ。
食事はとにかく手早く済ませ、午後には甘いものが欲しくなる。
運動する時間も気力もない。
それでも、やるべきことは待ってくれません。
時間に追われ、気持ちに余裕がなくなり、身近な人の何気ないひと言にもカチンとくる。
(これは全て過去の私のことです…)
こういうちょっとした不調や不満は、よくあることかもしれません。
けれど、これらが重なり合うと
毎日を過ごすこと自体がどんどん大変になっていきます。
視野が狭くなり、他人を批判したり、周りと比べて妬んだり。
ドロドロの感情が止まらなくなるんですよね。
そして厄介なのは、こうした状態が続いていると
余裕がないこと自体が当たり前になってしまうこと。
「最近、イライラしやすいな」
「どうしてこんなにやる気が出ないんだろう」
そう感じても、睡眠や食事、運動のことまで振り返る余裕はなく
また次の日が始まります。
ひとつの行動が、ほかの部分にも影響している
あなたは、こんな経験はありませんか?
睡眠が足りない日が続いて、朝から体が重い
↓
疲れているからお砂糖たっぷりのスイーツや
コーヒーを何杯も飲まなきゃやっていられない
↓
体を動かす気力が湧かない
↓
考えなきゃいけないことも、集中できず時間ばかりがズルズル過ぎていく
↓
思うように進まないことへの焦りが募り、気持ちに余裕がなくなって、
家族にきつく当たってしまう
↓
人間関係のストレスが増え、さらに疲れてしまう
ひとつのことが、別のことに影響し、それがまた次のことにつながっていく。
ただ、自分の健康を後回しにしているからといって、
健康に関心がないわけではないんですよね。
むしろ、よくなりたいと思って色々調べたり、行動したりしている方もすごく多い。
でも、日々の暮らしに余裕がないまま、新しいことを増やそうとして
しんどくなってしまう方をこれまでたくさんみてきました。
なんとかしたくて、何かを足そうとしていませんか
“不摂生な生活で体重も増えたから一回ファスティングしようかな”
“免疫力が落ちやすいからこのサプリがいいらしい”
“運動はピラティスがいいらしいから習いに行こうかな”
“手帳講座に申し込んで、時間の使い方を学んだほういいのかも”
過去の私は今の状況から脱出したくてこういうふうに考えてました。
でも、すでに余裕がなくなっているときに、
新しい習慣を増やすのは簡単ではありません。
健康になるための行動が、さらに自分を追い込むことになる。
そして、思うようにできないと
「また続かなかった」「私は意志が弱い」と自分を責めてしまう。
もしかしたら、やろうとしていることが単純に多すぎるのかもしれません。
好循環は、暮らしの小さな変化から始まる
では、どうすれば悪循環から抜け出せるのでしょうか。
まずは、自分の余裕を奪っているものに気づくことから始めてみてほしいのです。
睡眠時間を削ってまでやっていることはないだろうか。
自分がやらなくてもいいことまで、抱え込んでいないだろうか。
休みの日も、頭の中ではずっと仕事や家事のことを考えていないだろうか。
そんなふうに暮らしを振り返り、何かひとつ手放したり、負担を減らしたりすることができたら。
少しだけ早くベッドにいける日ができるかもしれない。
朝の疲れが少し軽くなり、朝ごはんをしっかり食べられるようになるかもしれない。
エネルギーが回るようになって、外に出て体を動かしたくなるかもしれない。
心と体に余裕が生まれると、こうやって健康的な選択を自然としたくなる。
そして、時間の使い方や人との関わり方にも、変化が生まれていく。
これは一日二日で変化が現れるものではないけれど、
小さな変化の積み重ねがほかの部分にもよい影響を与え
好循環につながっていくことを、私は心から実感しています。
ホリスティックヘルスとは、暮らし全体から健康を考えること
私がお伝えしているホリスティックヘルスのアプローチは、
健康を食事や生活習慣といった一部分だけで捉えるのではなく、
心と体、そして日々の暮らしを含めた全体から考えます。
何をどのように食べているか。
どのくらい眠れているか。
体を定期的に動かせているか。
それに加えて、
人や社会とのつながりを感じられているか。
安心して過ごせる場所があるか。
夢中になれることや、新しいことに挑戦する楽しみがあるか。
自分の思いや考えを表現できているか。
こうしたことも、私たちが健やかに生きていくうえで大切な要素です。
たとえ完璧な食事をしていても、
ずっと緊張していたり、休む間もなく時間に追われていたりすれば、
真の健康とは言えません。
反対に、安心できる人との時間や、好きなことに夢中になる時間が
大きな活力につながることもあります。
だからこそ、毎日がうまく回らないときには
目の前の問題だけでなく、自分の人生全体を見渡してみてほしいのです。
早く変わらなければと焦る前に、
健康のために何かを足す前に、
今の自分から余裕を奪っているものは何だろう?
と、自分に聞いてみてくださいね。